立教女学院の校章は、中央に図案化された「百合」とそれを取り囲むようにして英語の校名が配され、全体のかたちは「魚」と「盾」を表しています。
百合は、美と気品、清純と至福、そして永遠の命の象徴で、キリスト教美術においては神の三位一体を表すこともあります。
魚はキリストの象徴です。ギリシャ語の「イエス、キリスト、神の、子、救い主」の各語の頭文字を合わせると魚(ΙΧΘΥΣ)という語になるので、古くから用いられてきました。
また、盾は神の守り、断たれることのない神への信頼の象徴です。「信仰を盾として取りなさい」(新約聖書エフェソの信徒への手紙第6章16節)という言葉から来ています。
この校章には、本学院のキリスト教に基づく人間の理想像が象徴されています。